JR九州も「リモートワーク推奨車両」を運行、JR各社がテレワークやリモートワーク関連事業を拡大する狙いとは

JR九州も「リモートワーク推奨車両」を運行、JR各社がテレワークやリモートワーク関連事業を拡大する狙いとは

 九州旅客鉄道(JR九州)は5月25日、九州新幹線で「シェアオフィス新幹線」を期間限定で運行すると発表しました。運転期間は、6月14日~ 30日(土休日除く)で、対象となる列車は、九州新幹線上り 「さくら402号」(鹿児島中央駅12時00分発~博多駅13時37分着)と、同下り 「さくら409号」(博多駅16時24発~鹿児島中央駅17時59分着)の2つです。いずれの列車も6号車を「リモートワーク推奨車両」にします。

 リモートワーク推奨車両は、2列席のうち窓側18席を使用し、通路側の18席は空席になります。通常、新幹線の車両では座席での通話は(事実上の)禁止となっていますが、リモートワーク車両では通話は自由です。リモートワーク推奨車両の座席には電源が設置され、NTTドコモの無料Wi-Fiも利用できます。また乗客には、LIONの除菌ウエットシートが配られます。

 なお、リモートワーク推奨車両は、乗車券と別の車両の指定席特急券を購入し、空席があれば利用できるそうで、リモートワーク推奨車両の座席指定はできません。

 JR九州は、アンケートなどからリモートワーク推奨車両の需要を判断し、本格的な事業化を検討していく意向を示しています。

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https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1327367.html

 以前にWorkOnブログ(新幹線がワーキングスペース!? JR東日本が「シェアオフィス事業」を推進する理由・https://workon.biz/blog/post-649/)でも述べたように、JR各社はシェアオフィス事業に力を入れています。たとえばJR東日本は、昨年12月に東北新幹線の一部にリモートワーク推奨車両を導入する実験を実施したほか、STATION WORK(ステーションワーク)というブランドで「駅ナカ」や駅付近のシェアオフィス事業を運営しています。

 JR各社がシェアオフィス事業に力を入れているのは、既存の交通事業に限界が見えてきたことで、交通事業の高付加価値化を目指しているためと思われます。在宅勤務の普及で、労働者は通勤のために電車を使う必要が減っただけに、JR各社は、これまで以上のペースで新事業を推進する必要性が高まったと判断されます。

 新型コロナの感染拡大をきっかけに、在宅勤務やテレワークが普及したものの、通信環境の悪さや家族の存在などにより、自宅でテレワークやリモートワークをすることが難しい方も多く、自宅近くのレンタルオフィス、シェアオフィス、バーチャルオフィス、カプセルオフィス、サテライトオフィス、ワーキングスペースを利用する方が増えています。この結果、電車による移動時間の間でも、テレワークやリモートワークを続ける状況も増えると予想することもでき、JR各社が新幹線にリモートワーク推奨車両を導入することを検討しているのも、テレワークやリモートワーク需要の高まりに対する受け皿を提供する意思と考えることもできます。

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https://www.stationwork.jp

 JR各社の動きは、WorkOnがこれまで提供してきた快適な環境づくりと合致するものといえます。JR各社が様々なシェアオフィスサービスを提供することで、シェアオフィスサービスの認知度が高まることも期待できることから、WorkOnはJR各社の動きを歓迎したいと思います。

 WorkOnは電車会社ではなく、JRとは違った形で、今後もより多くの方々に働くための快適な環境を提供していきたいと考えています。

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