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世界19ヵ国・計123のワークプレイス・カオスマップが出現、WorkOnはカオスマップに掲載されたのか(笑)

 ワークプレイスプラットフォーム「TeamPlace」を運営するAnyWhereは6月2日、「世界のコワーキングサービス カオスマップ 2021年5月版」を公表しました。掲載されているコワーキングサービスは、世界19ヵ国、合計123サービスです。

 AnyWhereは、2020年5月にも「世界のコワーキングサービス カオスマップ 2020年5月版」を作成・公表しましたが、その後の市場環境の変化を受けて今回更新版をリリースしたとコメントしています。

anywhere_map2020
https://anywhere.co.jp/35
anywhere_map2021
https://anywhere.co.jp/302

 AnyWhereは、「世界のコワーキングサービス カオスマップ 2021年5月版」のリリースにおいて、コワーキングサービスの市場動向を整理しています。同社は、CoworkingResources「Global Coworking Growth Study 2020」を出所に、世界のコワーキングサービスは、2020年の2万拠点から2024年には4万拠点に拡大し、200万人だった利用者は500万人になると予想されることを紹介しています。

 またAnyWhereは、国内外のコワーキングスペース事業者の主な動きを以下のように整理しています。

2022年:JustCoが日本市場本格参入 (見込)

2021年:KNOTELをNewmarkが買収

2021年:CRBEがindustriousの株式を35%取得し筆頭株主に

2019年:TKPが「日本リージャス」を買収

2019年:WeWorkがSPACIOUSを買収

2018年:CapitaLandがThe Work Project買収

 じつは2020年にはWorkOn新橋駅前店が、2021年にはWorkOn西友町田店が、それぞれオープンしたのですが、AnyWhereによるリリースでは紹介されませんでした。残念。

 AnyWhereは、リリースにおいて、サテライトオフィスが大手不動産やインフラ系を中心に提携が強化されていることや、異業種からの参入が活発になっていることも紹介しています。

◆サテライトオフィスにおける連携強化の一例

2021年:WeWorkとJR東日本が提携

※WorkOnブログ「JR東日本がWeWorkと提携、鉄道会社がシェアオフィス事業者と提携する狙いを考える」https://workon.biz/blog/post-1075/もご参照ください。

2020年:野村不動産「H¹T」が東京メトロ「roomEXPLACE」、株式会社MJE「billage」、東京電力「SoloTime」、東武電鉄「Solaie+Work」と提携

2020年:ザイマックス「ZXY」とリーガロイヤルホテルが提携

2017年:コスモスイニシア「MIDPOINT」とWOOK「BIZcomfort」が提携

◆異業種からの参入の一例

JR東日本など交通インフラ系からの参入

ファッション業界(パルコやAOKI)からの参入

ホテル、カラオケ、キャンプ場、お寺などといった既存の場を活用する動き

 改めて「世界のコワーキングサービス カオスマップ 2021年5月版」を眺めてみると、本当に数多くの事業者が、コワーキングサービスに参入していることが分かります。その「世界のコワーキングサービス カオスマップ 2021年5月版」で興味深いのは、コワーキングに関連する事業者やサービスを以下のように分類していることです。

コワーキングスペース事業者

不動産関連

異業種への参入(鉄道、その他)

別業態・ハイブリッド

自治体(地域型、インキュベーション)

プラットフォーム(コミュニティ系、予約・検索系)

ソフトウェア(運営支援、コミュニケーション)

ハードウェア(デバイス、個室ブース)

空間プロデュースサービス

 我々WorkOnは、どのグループに属するのかを(自分たちで)考えてみました。WorkOnは、お一人様専用を基本としていますので、コワーキングスペース事業者、ではないように思えます。また不動産屋さんではありませんし、自治体でもありません。

 しいて言えば、ハードウェア(デバイス、個室ブース)、なのかもしれません。WorkOnは、入退室時に登録会員それぞれに配布されたQRコード(デバイス)を使います。また、おひとり様専用を基本としているので、各席のほとんどは個室もしくはブースです。

 ただ、WorkOnは、どこのグループに属しているのかについて、正直に書くと、あまり興味がありません(笑)。世の中には、レンタルオフィス、シェアオフィス、バーチャルオフィス、カプセルオフィス、サテライトオフィス、ワーキングスペースといったオフィスサービスがたくさんあります。貸オフィス、貸事務所、貸会議室、賃貸事務所といったサービスも古くから知られています。喫茶店、コーヒーショップといったカフェや、ネットカフェ、ファミレス、ファーストフードなど、飲食を提供する場所で仕事をする方もいらっしゃいます。とはいえ、WorkOnは、こうした事業者様とは違うサービスを提供していると考えています。

 WorkOnは、世の中にたくさんあるサービスと同じに思えるかもしれません。だけど、ちょっとだけ、今までのサービスと違うところがあると思っています。快適な環境は、様々な要素で作られます。プライバシーが確保された広いスペース、疲れない椅子、たくさんの電源、高速無線Wi-Fi、飽きのこない・刺激の少ないシンプルな内装デザイン。いつでも使える、煩わしい手続きをなくす、納得感の高い料金体系なども、快適な環境を作るために必要とWorkOnは考えました。

 快適な環境を作り出す要素は、一つ一つをみると、決して特別なものではありません。むしろ当然のことばかりかもしれません。しかし、快適な環境を作り出す要素を一つの場所に集めると、そこには新しい価値が生まれると思っています。

 WorkOnは、仕事をする人たちのために、快適な環境という新しい仕事場を提供することを目指しているのだから、新しいワークスペース、という名前がしっくりくると考えています。

 WorkOnを構成する一つ一つの要素が集まってできた新しい価値。それがWorkOnが提唱する新しいワークスペースです。

 新しいワークスペースWorkOnは、従来型のワークスペースでもなければ、レンタルオフィス、シェアオフィス、バーチャルオフィス、カプセルオフィス、サテライトオフィス、ワーキングスペースでもない働く場所として、そして従来型の貸し会議室、ミーティングルーム、サロン、スタジオ、イベントスペースとは違う予約ルームという形式で、これからも皆様に貢献できるよう努力を続ける所存です。

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