シェアオフィス

立地・設備で差別化してきたビジネスエアポート、新たな差別化策として導入されたコミュニケーションサイトとは

 コミューン株式会社(コミューン)は9月24日、東急不動産の100%出資子会社であるライフ&ワークデザイン株式会社が運営する会員制シェアオフィス「Business-Airport(ビジネスエアポート)」の会員専用プラットフォームに同社が提供するcommmune(コミューン)が導入されることを公表しました。

https://commmune.jp/

 ビジネスエアポートは、主要エリアに立地し、駅から徒歩圏内にあるほか、充実したオフィス環境・設備が用意されていることで知られています。ただ、コミューンの公表資料によると、ビジネスエアポートの利用者へのコミュニケーションは、店頭告知などアナログ手法が多く、デジタルな接点を活用しきれていない課題を抱いていたそうです。特に新型コロナウイルス感染症が拡大してからは、イベント等のオフラインでのコミュニケーションが限定的となっていたそうです。

 そこでビジネスエアポートは、デジタルツールを駆使して利用者との接点を増やすことを狙い、「コミュニケーションサイト」を開設することを決めました。コミューンの公表資料によると、ビジネスエアポートでのコミュニケーションサイトは、ビジネスエアポートの会員同士が交流できる場であり、新たな価値の「共創」を目指し、自社の事業紹介・宣伝ができたり、他の会員様のことを知ることができるコミュニティだそうです。

https://business-airport.net/work_space/share_work_place/

 コミュニケーションサイトを使うことで、ビジネスエアポートの会員は、拠点を問わず最新情報を受け取ることが可能になるほか、他会員と繋がるきっかけづくりやイベント・ミートアップで出会った会員と継続的な関係を構築することが可能になります。ビジネスエアポートのコミュニケーションサイトでは、以下が実現されます。

◆事業紹介
会員の事業紹介、他登録企業の情報確認。

◆会員限定特典や各種サービスの確認
会員限定のお得な情報や、キャンペーン詳細など、最新情報を確認。

◆会員同士の交流
共通の趣味や地域のつながりを通して情報交換が可能。

 新型コロナ感染症の広がりとともに、シェアオフィスが普及してきましたが、シェアオフィス事業者は、立地や設備で差別化することが難しくなりつつあります。立地や設備で他事業者との差別化を進めてきたビジネスエアポートが、コミュニケーションサイトを導入したことは、シェアオフィス業界の差別化手法が変わりつつあるといえそうです。

 WorkOnは、おひとり様専用、無人受付、低価格で差別化をしてきたつもりですが、今後はビジネスエアポートのように会員間のコミュニケーションを強化する施策もよいかもしれません。

 ただ一方で、WorkOnは、おひとり様専用をメインコンセプトとしているので、会員間でコミュニケーションをとることに無理があるかもしれません。そのため、WorkOnは、まずやるべきこととしてWorkOnと会員との間のコミュニケーションをきちんとすることを考えています。

 WorkOnは、毎週月曜日にメールマガジン(メルマガ)を送信しています。メルマガは、WorkOnが会員の皆様にできるコミュニケーションツールとして、また、できるだけ会員の皆様に有益な情報になるようにWorkOnは心がけて作成しています。しかしWorkOnのメルマガが、いわゆる営業メールのように思われることも少なくなく、WorkOnも苦慮しています。いずれ、ビジネスエアポートのようにWorkOnもコミュニケーションサイトを活用した、情報伝達・共有を目指すべきなのかもしれません。

 WorkOnは、登録会員とのコミュニケーションのあるべき姿を模索しながら、他事業者様と違った特徴を打ち出すべく努力を続けていきたいと考えています。


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