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オリコンが2度目の「Web会議ツール」、「ビジネスチャットツール」ランキングを発表、ZoomとSlackは1位を死守できたのか

 顧客満足度調査を実施するoricon ME(以下、オリコン)は10月1日、「Web会議ツール」と「ビジネスチャットツール」について満足度調査の結果を公表しました。

 Web会議ツールの調査では、ビジネスシーン(副業含む)で3ヶ月以上かつ週1日以上Web会議ツールを利用している全国の18~69歳の男女3,671人が対象で、調査期間は2021年6月15日から21日です。

 ビジネスチャットツールの調査では、ビジネスシーン(副業含む)で3ヶ月以上かつ週3日以上ビジネスチャットツールを利用している全国の18~69歳の男女4,237人が対象で、調査期間は2021年6月3日から14日です。

 両調査では、インターネットによるアンケートを実施し、事前調査や企業ヒアリングをもとに、サービスにおける評価項目を設定し、調査企業を対象に各項目への評価について回答を聴取。既定の回答者数を満たした企業を対象に集計結果をランキング形式で結果を公表しています。

 オリコンは2020年にもWeb会議ツールとビジネスチャットツールについて同様の調査をしており、今回が二回目となります。

 Web会議ツールランキングの対象となった企業は、以下の通りです。

whereby(ウェアバイ)
sMeeting(エスミーティング)
Google Meet(グーグル・ミート)
GlobalMeetコラボレーション
Calling(コーリング)
Connect live(コネクトライブ)
Cisco Webex Meetings(シスコ・ウェブエックス)
Zoom(ズーム)
Skype (スカイプ)
Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)
MORA Video Conference(モーラ・ビデオカンファレンス)
LiveOn(ライブオン)
LINC Biz(リンクビズ)

 一方、ビジネスチャットツールランキングの対象となった企業は、以下の通りです。

Idobata(イドバタ)
InCircle(インサークル)
elgana(エルガナ)
Google Chat(グーグル・チャット)
JANDI(ジャンディ)
Symphony(シンフォニー)
ZONE(ゾーン)
SMART Message(スマートメッセージ)
Slack(スラック)
Typetalk(タイプトーク)
direct(ダイレクト)
TAGS(タッグス)
Chat&Messenger(チャット&メッセンジャー)
ChatLuck(チャットラック)
Chatwork(チャットワーク)
TENWA(テンワ)
Talknote(トークノート)
Tocaro(トカロ)
TopicRoom(トピックルーム)
V-CUBE Gate(ブイキューブゲート)
Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)
LINE WORKS(ラインワークス)
LINC Biz(リンクビズ)
WowTalk(ワウトーク)

 上記調査の結果、Web会議ツールの総合ランキング※は以下の通りとなりました。

1位 Zoom Meetings:70.2点
2位 Google Meet:69.6点
3位 Cisco Webex:67.5点
3位 Microsoft Teams:67.5点
5位 Skype:66.0点
※順位は総合得点順

Ranking of WEB meeting tools
https://life.oricon.co.jp/rank-video-conferencing-tool/

 一方、ビジネスチャットツールの総合ランキング※は以下の通りです。

1位 Google Chat:68.7点
2位 Slack:67.8点
3位 Chatwork:67.2点
4位 LINE WORKS:66.2点
5位 Microsoft Teams:65.5点
6位 elgana:65.4点
7位 WowTalk:65.0点
※順位は総合得点順

https://life.oricon.co.jp/rank-business-chat-tool/

Web会議ツールの総合ランキング結果は、3位が同点で2ツールとなったことを除くと、昨年の調査と同じでした。

 ランキング1位となったZoom Meetingsは、4つの評価項目のうち、「ツールの使いやすさ」、「音声・ビデオ機能の充実さ」、「カスタマイズ設定のわかりやすさ」の3つの項目で1位となりました。「機能の充実さ」も2位となっており、Zoom Meetingsの評価は総合的なものと言えます。

 2位となったGoogle Meetは、「機能の充実さ」で1位となり、他3項目でも2位となっています。ただGoogle Meetは、Zoom Meetingsとの総合得点の差が0.6点と前回の得点差(0.16点)から広がってしまいました。

 3位以下のCisco Webex、Microsoft Teams、Skypeは、総合得点で上位2ツールとの差が(数点の差でしかありませんが)大きいです。Cisco Webex とMicrosoft Teamsは、「音声・ビデオ機能の充実さ」においては、Zoom MeetingsやGoogle Meetとの差は大きくないのですが、他の項目で差をつけられています。

 ビジネスチャットツールの総合ランキング結果では、前回調査で1位だったSlackが2いとなり、Google Chat が1位となりました。

 ランキング1位となったGoogle Chatは、3つの評価項目である「ツールの使いやすさ」、「機能の充実さ」、「カスタマイズ設定のわかりやすさ」すべてで1位を獲得しています。

 一方、2位となったSlackは「カスタマイズ設定のわかりやすさ」で2位となりましたが、「ツールの使いやすさ」ではChatworkと同点の2位で、「機能の充実さ」はChatworkに次ぐ3位となっています。

 WorkOnの利用者の中には、一人で作業をするだけでなく、Web会議、ウェブミーティング、オンラインミーティングをする方もよくみかけます。また、WorkOnを始めとするシェアオフィス、レンタルオフィス、バーチャルオフィス、カプセルオフィス、サテライトオフィス、ワーキングスペースといった各事業者でも、Web会議、ウェブミーティング、オンラインミーティングを目的とした利用者の増加を実感しています。

 新型コロナウイルス感染拡大をきっかけとしたWeb会議、ウェブミーティング、オンラインミーティングは、今後も止まることなく普及していくと予想されます。そうした流れの中で、Web会議(オンラインミーティング)ツールを開発する事業者は、さらに使いやすいツールの開発・提供を通じて、市場シェアを広げていこうとするはずです。

 WorkOnは、Web会議(オンラインミーティング)ツールを開発することは(しばらく)ないと思われますが、従来型のワークスペースでもなければ、レンタルオフィス、シェアオフィス、バーチャルオフィス、カプセルオフィス、サテライトオフィス、ワーキングスペースでもない働く場所として、これからも皆様に貢献できるよう努力を続ける所存です。


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