羽田空港ラウンジに防音個室ブース「テレキューブ」登場、ANAが個室ブースを導入する背景とは

羽田空港ラウンジに防音個室ブース「テレキューブ」登場、ANAが個室ブースを導入する背景とは

 Web会議などコミュニケーションサービスを提供しているブイキューブは10月4日、全日本空輸株式会社(ANA)が運営する羽田空港国内線のANA SUITE LOUNGE(以下、ANAラウンジ)に「テレキューブ」が期間限定(トライアル)で設置されることを公表しました。ANAは、トライアル中に実施するアンケートを通じて、ANAラウンジでのテレキューブ常設が検討されます。

 ブイキューブやANAのリリースによると、テレキューブは羽田空港第2ターミナル本館南側(62番ゲート付近)4階 ANAラウンジ受付エリア付近に3台設置されます。設置期間は2021年10月11日からの約3か月間で、ANAラウンジ営業時間内(05:15~ANA運航便最終出発まで)に利用できます。

 ANAラウンジに設置されるブイキューブ3台は、個室ブース「テレキューブ ソロ型」と呼ばれるもので、ANAラウンジ利用対象者であればだれでも利用できます。利用対象者は、以下の通りです。

・ANAマイレージクラブ「ダイヤモンドサービス」メンバーおよび同行者1名

・ANA Million Miler Program「Lounge Access Card」保有者およびご同行者1名

・「ANA SUITE LOUNGE」利用券保有者

 ANAラウンジ内のテレキューブ利用希望者は、ラウンジ受付で利用希望を申告し、係員よりブースの鍵を受け取ります。利用時間は最大1時間で、利用者は利用後、鍵を受付に返却します。利用されたテレキューブは、利用後に係員が清掃します。

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ANA SUITE LOUNGE 内観
https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/domestic/inflight/guide/lounge/detail/hnd-suite.html#anchor03

 テレキューブは、さまざまな場所に容易に設置できる個室型ブースです。内部にはテーブル、イス、電源コンセントなどが設置されており、セキュリティが保たれた静かな環境で、資料作成やメールなどの業務、電話やWeb会議などでのコミュニケーションが可能です。

 テレキューブには、個人で作業をするソロ、1on1など少人数でのミーティングでも利用できるグループ1型、多人数での打合せでも利用できるグループ2型の3種類があります。

 テレキューブは、JR東日本のシェアオフィス事業「STATION WORK」で駅などへの設置が進む「STATION BOOTH」に採用されており、ブイキューブグループによる私鉄各社の駅、空港、オフィスビルにも設置されています。

 テレキューブは、外部の音をある程度、遮断し、内部からの音も外に漏れない構造となっています。換気機能も搭載しており、防火性にも分配慮された仕様となっています。

 ブイキューブのメリットの一つは、大掛かりな設置工事を必要としない点です。室内に屋根のある個室を設置するには消防法や建築基準法による規制をクリアする必要がありますが、テレキューブは消防法や建築基準法の規制をすべてクリアしています。

telecube_ana
https://jp.vcube.com/news/release/20211004-1500.html

 ブイキューブの決算資料によると、今年1-6月期のテレキューブ設置台数は2,152台で、4-6月期だけで1,189台だったそうです。テレキューブの累計設置台数は4,207台まで拡大しており、部材などの製造のボトルネックが生じるほど需要が強まっています。

 ブイキューブは、テレキューブの最大需要台数を44万台と認識しています。内訳は、企業内が36万台(50人に1台の割合)、公共が8万台となっています。そしてサードプレイスDX事業の市場規模は約1,056億円あり、ブイキューブは約175億円のシェアを取ることを目標としています。

 WorkOnは、新しいワークスペースを運営するものとして、テレキューブがANAラウンジに設置されたことを喜んでいます。ワークスペース需要は拡大が続いており、ANAも需要拡大を背景にラウンジに(トライアルとはいえ)テレキューブの設置を決めたと推察されます。

 WorkOnとテレキューブは、おひとり様専用、という点で非常に似たものであり、テレキューブはWorkOnの競合といえなくもないですが、新型コロナウイルス感染症拡大という非常に難しい状況の中でも、集中して業務ができる環境を提供するという志を、テレキューブとWorkOnは共有していると考えています。

 WorkOnは、テレキューブの普及に勇気をもらいながら、新しいワークスペースを提供するものとして、従来型のワークスペースでもなければ、レンタルオフィス、シェアオフィス、バーチャルオフィス、カプセルオフィス、サテライトオフィス、ワーキングスペースでもない働く場所として、そして従来型の貸し会議室、ミーティングルーム、サロン、スタジオ、イベントスペースとは違う予約ルームという形式で、皆様に貢献すべく、努力を続ける所存です。

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