朝、起きてから、ずっとやる気に満ちていて、仕事中も前向きな気持ちを維持できる日もあります。
一方で、朝から気分がすぐれず、仕事中もやる気が起きず、ダラダラ時間を過ごす日もあります。
できれば、いつの日でも、前向きな気持ちで過ごせればいいのでしょうが、むしろ、やる気が起きない日のほうが多い方もいらっしゃると思います。
やる気を出す方法として、行動を変える、というのがあります。たとえば、WorkOnのようなシェアオフィスなど、普段と違う環境に身を置くのもいいかもしれません。コーヒーやエナジードリンクを飲むことで身体が刺激され、やる気が出てくるかもしれません。
ただ、何をしたとしても、仕事をする気になれないまま、ということもあります。やらなくてはいけない、といった焦りのような感覚が強まる一方で、仕事をやりたくない、という気持ちが変わることはありません。
こんな状態になったときは、可能であれば、仕事から離れるのがいいかもしれません。仕事をやりたくない、という気持ちになるのは、自分のどこかが疲れているからと考えれます。仕事から離れて、疲れが癒えるのを待つのは、遠回りのようでいて、やる気を取り戻す近道のように思えます。
やる気を出そう、とするのではなく、やる気が出ない状態を避ける、方法もいいかもしれません。その一つとして、ルーティーン(習慣的)な生活があります。
たとえば、プロ野球選手だったイチローは、朝昼兼用のブランチにいつもカレーを食べていたことで知られています。アメリカのオバマ前大統領は、スーツやシャツ、ネクタイの色や柄がいつも同じだったそうです。
ルーティーンな生活のメリットは、生活するうえで必要な判断を減らすことにあります。何を食べるか、何を着るか、いつ起きるか、いつ寝るか、といったことは、一つ一つを取り上げれば大したことではありません。しかし、たとえ大したことでなくても、生活の各シーンで頭を使うことで精神面で疲れがたまるリスクがあります。ルーティーンな生活をすることで、頭を使う必要がなくなり、ストレスを感じにくくなることが期待されます。
ルーティーンな生活をすることで、仕事をスムーズに始められることも期待されます。仕事を始めることがルーティーン化されれば、やる気がある/ない、といったことを考えるまでもなく、自動的・機械的に仕事を始める姿勢が身につくかもしれないからです。