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LINEが発表した「コワーキングスペースの現状と認知度」調査、WorkOnの認知度が今後、高まっていくかをズバリ検証!

 無料通信アプリ大手のLINEは1月19日、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」で実施した「コワーキングスペースの現状と認知度」調査の結果を発表しました。調査対象は、日本全国の20~59歳の男女1,582名で、実施時期は2021年12月8日~2021年12月13日です。

LINE_Research

 同調査では、有料で共同利用ができるワークスペース「コワーキングスペース」の現状の認知率や利用率、今後の流行予想などが調べられています。「コワーキングスペース」とは、個人や企業が共同利用できるワークスペースのこと。利用料金は、定額制(月額)もしくは、利用時間により課金される従量制となっており、月額の場合は5,000円~20,000円前後、時間利用の場合は1日数時間目安で、1,000円前後から利用できます。

 通信環境やコピー機などの設備も用意されており、自分で借りて事務所を作るよりも、敷金・家賃などの初期費用やランニングコストを抑えられるのがメリットです。さまざまな人が集まっているため利用者間で交流も図れ、勉強会などのイベントを実施するところもあり、人脈作りや仕事のアイデアにつながることも特徴とされています。

 コワーキングスペースを「知っている」と回答した割合(以下、認知度)は、調査対象全体で52%でした。男女別では、男性が55%、女性が50%とやや男性が高くなりました。

 回答者の年齢を20代と30~50代の2つにわけ、性別別にみた認知度は、20代の女性で53%と他グループに比べ高い結果となっています。

Awareness of coworking space

 ただ、コワーキングスペースを「知っているし、利用している」と回答した割合(現在利用率)は調査対象全体で2%、「知っているし、以前利用していたが、いまは利用していない」と回答した割合(利用経験率)は全体で6%と、低い水準にとどまりました。ただ、調査対象者を年代と性別でグルーピングすると、利用経験率は20代男性が1割超、現在利用率も20代男性で5%と他の層よりもやや高いことがわかりました。

 同調査では、「コワーキングスペース」を利用している人が、現在身の回りにどのくらいいると思うかを調査対象者に想像してもらい、100人中どのくらいの人が利用していそうかが流行体感スコアとして整理されています。

 その結果「コワーキングスペース」の流行体感スコアは全体で「5.0」で、およそ100人に5人が利用しているイメージを持たれていることがわかりました。年代別にみると、男女ともに30~50代よりも20代のほうがやや高めのスコアとなっています。

Usage rate of coworking space

 次に、「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が利用していると思うか」を想像して算出された流行予想スコア(100人中どのくらいの人が1年後に利用していそうかを算出した数値)は、全体で18.6と、およそ5人に1人が1年後に利用していそうというイメージとなっています。

 現在の流行体感から比較すると、1年後にはコワーキングスペースが、今の3倍以上浸透していることになります。なお、年代別に流行予想スコアをみると、男女ともに30~50代に比べて20代のスコアがやや高くなっています。

 「コワーキングスペース」を1年後に利用していそう/していなさそうと思う、それぞれの意見は以下の通りとなっています。

◆流行予想として「半数くらいの人が利用していそう」と思う人の意見◆
・「コワーキングスペースが今より増えれば、もっと手軽に安い価格で利用できるようになると思うから。自分も使うようになるかもしれない」(女性/24歳)
・「テレワークの普及により利用者が増えると思ったから」(男性/27歳)
・「経費削減やコロナで対面での仕事ができなかった分、交流する場として使用しやすいと感じるから」(男性/30歳)
・「それぞれが好きな場所で業務をおこなえるように、今よりなっていくと思うので」(女性/46歳)
・「昨年からコロナ禍になり、リモートワークが国や都から推奨され、通勤しなくても仕事ができることに気が付いた。家族旅行でも通勤しなくても、どこにいても仕事ができると思うので」(男性/58歳)

◆流行予想として「誰も利用しないであろう」と思う人の意見◆
・「コンプライアンスや機密保持の観点から、コワーキングスペースでの業務を禁止する企業が多いと思う」(男性/27歳)
・「利用するような職種や趣味のある人がいないし、そもそもみんなそのようなサービス、スペースがあることを知らないと思う」(女性/34歳)
・「自宅の近くにないため、知らない人が多いと思うし、都会にしかないイメージで自分の住んでいる田舎にはなじまない」(男性/37歳)
・「コロナウイルスが収束すれば、また、会社等に出勤して仕事すると思うから」(女性/53歳)

 次に、今後の利用の意向に対する回答を見ると、利用意向がある人の割合(「ぜひ利用してみたいと思う」「機会があれば利用してみたいと思う」の合計)は全体で26%となりました。男女別にみると、女性よりも男性のほうがやや高めの割合となっています。年代別では、男女ともに20代の利用意向が高くなっています。

 一方、利用意向がない人の割合(「あまり利用してみたいと思わない」「まったく利用してみたいと思わない」の合計)は、全体で49%でした。「コワーキングスペース」では作業がしづらい、そもそも業務が成り立たないなど、業種や職種によっては利用が難しい人もいるようです。

Intention of future use

 「コワーキングスペース」の利用意向がある人/ない人、それぞれの意見は以下の通りです。

◆「利用意向あり」の人の意見◆
・「テレワークやリモート授業の普及により、集中できる場所がほしいから」(男性/21歳)
・「利用者同士で交流を持てるところが魅力だと思うから」(女性/23歳)
・「オシャレでカフェなどの利用もできるようなコワーキングスペースもあり、使いたいときに使える場所があると、いざというときに便利」(女性/23歳)
・「環境を変えて気分をリセットしたい」(男性/27歳)

◆「利用意向なし」の人の意見◆
・「家から出るのであれば会社に行くのも変わらない」(女性/32歳)
・「お金を使ってまでの必要性を感じないから」(女性/36歳)
・「仕事に必要な資料が多すぎて、持って移動するのは現実的ではないから」(男性/39歳)
・「自宅でのリモート業務で十分だから」(男性/40歳)
・「セキュリティーの問題があるので」(女性/52歳)

 WorkOnは、コワーキングスペースという名称ではなくワークスペースという名称を用いていますが、同調査におけるコワーキングスペースとほぼ同じサービスに該当すると思われます。同調査において1年後のコワーキングスペースの浸透度が現在の3倍くらいになりそうだという結果が示されたことは、WorkOnにとって大きな励みとなりました。

 ただ、「流行予想として「誰も利用しないであろう」と思う人の意見」や「「利用意向なし」の人の意見」も、WorkOnスタッフにとって理解できるものと考えます。ワークスペースというサービスは、衣食住と違い、すべての人に提供されるものではなく、必要な方だけに提供されるサービスだからです。

 言い換えると、WorkOnのサービスを必要としている方は、必ず存在しているとWorkOnは考えています。そして、新型コロナウイルス感染拡大をきっかけとしたWeb会議、ウェブミーティング、オンラインミーティングは、今後も止まることなく普及していくと予想されます。そうした流れの中で、WorkOnに限らずコワーキングスペースやワークスペースというサービスは、時間とともに認知度が高まっていくだろうと期待しています。

 WorkOnは、そうした時代の流れを日々感じながら、今後もより快適な環境を提供できるよう努力を続ける所存です。従来型のワークスペースでもなければ、レンタルオフィス、シェアオフィス、バーチャルオフィス、カプセルオフィス、サテライトオフィス、ワーキングスペースでもない働く場所として、今後のWorkOnにご期待いただければ幸いです。


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