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新しいタイプの働く場所となりうるかもしれないルノワール新橋日比谷口店が3月19日オープン

 「喫茶室ルノアール」などを運営する株式会社銀座ルノアールは(以下、ルノワール社)3月5日、「喫茶室ルノアール 新橋日比谷口店」(以下、新橋日比谷口店)を3月19日(金)に新規オープンすることを発表しました。

 ルノワール社のリリースによると、新橋日比谷口店では、日本的な柔らかさと西洋のデザインが融合した和洋折衷により醸し出される豊かな昭和初期の時代が演出されているとしています。そして、新橋日比谷口店は、多様化する都市生活の中、ゆったりと落ち着いた雰囲気で「都会のオアシス」としてくつろげる空間を提供するそうです。

 WorkOnが興味を持ったのは、新橋日比谷口店が、個人が利用できる仕切られたビジネスブースを用意するという点です。ルノワール社は、新橋日比谷口店のビジネスブースが、厚生労働省より発表されました「新しい生活様式」を取り入れ、リモートワークやお一人での作業やお仕事に集中できる「安心」のスペースにすると説明しています。

 WorkOnのスタッフ数名は、新橋日比谷口店が提供する「コールドクレマコーヒー」に興味を持っています(笑)。コールドクレマコーヒーには、長時間かけ抽出することで、さっぱりとした清涼感と独特のアロマを兼ね備えた水出しコーヒーが使われており、専用サーバーに通すことでできるクリーミーな泡立ちにより、苦みが少なく、ミルクやシュガーを入れなくても、まろやかで甘みのあるコーヒーとなるそうです。

 新橋日比谷口店は、JR新橋駅日比谷口を出て、SL広場を超えて内幸町駅に向かい徒歩1分くらいのところです。WorkOnブログ「歴史的建造物「堀ビル」のシェアオフィス化をビジネスとして考える」https://workon.biz/blog/post-639/でもご紹介した堀ビルの近くになります。

 ルノアール社は2月4日、新型コロナの感染拡大による時短営業やテレワークなどで来店客が減少し、2021年3月期(連結)の純利益が2009年3月期以来、12年ぶりの最終赤字になるとの見通しを発表しています。

 業績が厳しいことから、ルノアール社は、店舗閉鎖などコスト削減を進めるとともに、1月末までに都内の8店舗にビジネスブースを開設しています。ルノワールの出店は、駅前が中心で、会社員の時間調整や休憩、商談などに利用されるのが一般的でしたが、新型コロナの影響で、テレワークの浸透や外出自粛、時短営業などが業績悪化につながっています。ルノワール社としては、ビジネスブースの展開でリモートワークやテレワークに関する需要を取り込むことを狙っているようで、新橋日比谷口店のオープンもその一環とみられます。

 WorkOnとルノワールは、飲食物の提供の有無など大きな違いがある一方で、働く場所として提供するという点では(企業規模がかなり違いますが・・)同業といえます。WorkOn新橋駅前店は、ルノワール新橋日比谷口店と新橋駅を挟んで反対側の新橋駅前ビル1号館に位置しますが、新橋に新しく表れた働く場所の一員として、ルノワール新橋日比谷口店にエールを送りたいと思います。

 ルノワール社の事業展開をみることで、自宅、オフィスを使い分ける働き方が増えると同時に、自宅でもなくオフィスでもない場所で働く、という新しい選択肢も増えつつあるように感じます。新しいワークスペースWorkOnは、従来型のワークスペースでもなければ、レンタルオフィス、シェアオフィス、バーチャルオフィス、カプセルオフィス、サテライトオフィス、ワーキングスペースでもない働く場所として、これからも皆様に貢献できるよう努力を続ける所存です。


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